僕の最終学歴は高卒です。
もう23年前です。
ちょうど2000年に卒業しました。
誰でも行けるような偏差値の低い高校でした。
田舎にある学校で規則もゆるくて、制服をいじったり、髪の毛染めたり、体育館の裏でタバコ吸ったり当たり前でした。
23年前ですけど、楽しかったのか今でも鮮明に覚えていることもあります。
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就職氷河期って言われていて、あまり就職先がなかったです。
周りからは何か手に職を付けた方がいいと言われていました。
それから自動車の整備士の専門学校に行きました。
確か2か月で辞めました。
早く仕事をしたかったというのもあります。
整備士という仕事に興味はありましたけど、学校生活に不満があって辞めました。
今では、あのまま続けて整備士になっていても多分辞めていたなと思います。
それと手に職を付けるってことに疑問を感じていました。
それからしばらく地元の飲食店でバイトをしていました。
人見知りですけど、当時は接客という仕事に抵抗はなかったです。
その頃から体を動かすのが好きって言う単純な考えで、建設業にすごく興味がありました。
建設業って言ってもその頃は知識もないので、ただ単に土方したいみたいなノリでした。
友達の紹介で地元の土建屋さんで少し働くことになりました。
築港の空き地みたいなとこでテトラポットを作るという作業でした。
鉄筋を組見立てて、周りに型枠を組んで生コンを流し込む、という単純な作業ですけど1つのテトラポットが50トンのものだったので、規模はすごかったです。
圧倒されましたしみんなすごいなと思って、ここでずっと働きたいと思っていましたけど、それは実らなかったです。
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それからまた友人の紹介でボーリングという仕事に出会いました。
ボールを転がすのではないですよ(笑)
ボーリングというのは地質調査をする仕事です。
山に垂直に穴を掘って、コアを採取するという仕事です。
だいたいオペと手元の二人で行う仕事です。
規模は小さいですけど山の中に機械を運んだりするので、設置したり撤去したりは大変ですけど、穴掘ってるときは暇な仕事でした。
こういうオペレーターになって現場をこなしていくのもいいかなと思っていましたけど地味でした。
その手伝いもしょっちゅうあるような仕事ではなかったです。
その後ボーリング屋さんの親方の知り合いで手伝ってほしいと言っている人がいたのでそこに行くことにしました。
ただ出張だったのでだいぶ悩みましたけど。
行った現場はダムを作っている現場で、そのダムの一角に地すべりが起こりそうな場所があってそれを防ぐという仕事でした。
同じボーリングで穴を掘るんですけど、山の面に対して決められた角度で穴を掘って、その穴のアンカー体と言われるものを入れて、それをセメントで固めて山と一体化させるという仕事でした。
そしてセメントで固まったアンカーを後日ジャッキで引っ張って引っ張ったアンカーをクサビでおさえて、戻る力を働かせて地すべりを止めるという仕事です。
グラウンドアンカー工って言います。
現場によっていろんな計算方法があって、この現場は120本ぐらい施工して一つ一つのアンカーに60トンぐらいの力がかかっています。
凄いですよね。
山の中に30メートルの物もあれば、2メートルぐらいの簡易的なものもあります。
最初は大変でくじけそうになったりもしましたけど、いつの間にか作業にも慣れて、
2,3年しているとたまに現場を任されていったりも出来るようになりました。
その頃はめちゃくちゃ楽しかったのを覚えてます。
と同時にこの仕事を一生していこうと思いました。
それからボーリングだけではなく、地すべりをはじめ自然災害に携わる色んな作業を経験して気が付けば22年たっていました。
今では職人として仕事しています。
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これは手に職をつけたってことでいいですよね。
色んな考えがあって23年前に大人たちから言われた手に職をつけるということ。
色んな仕事がある中、手に職をつけると言われても何をしていいのかわからなかったですし、大人たちも何をさせたらいいのかわからなかったんですね。
それでとりあえず何でもいいから進学しとけみたいな人も確かに多かったかもしれません。
結果この仕事に出会えて良かったと思えています。
最近は女性の技術者も増えてきていますし、建設業の未来も明るくなればいいですね。
今日は足トレでもしようと思います。